紀元前700年より中央アジアのスキタイ地方からシルクロードを渡り日本へ伝わり、またメソポタミヤからも水銀法というめっき方法
も伝わってきたと言われており、日本で初めてめっきされたのは奈良の大仏様でアマルガム法で施工されました。
(アマルガム法=水銀に金と溶かし、熱をかけ水銀と飛ばし金が残るめっき方法)
溶融めっき:
溶かした高い温度も金属浴にめっき対象を漬け、溶かした金属を対象の表面に密着させる(合金化させる)方法。特徴は融点が低い金属にしか適用不可、その為 めっきされる金属、合金の種類が限られる。また高温に漬けられる為、めっき対象が温度の影響を受け、めっきが分厚くなりやすい点があげられます。通称どぶめっき(亜鉛・錫・アルミニウムが溶かされめっきになります。)
電気めっき:
水溶液または溶融塩等々の電解液中(めっきになる金属を薬品で溶かした液中)にめっき対象を漬け、直流電気を通し液中の金属イオンをめっき対象に密着させる技術。めっき対象は自身の欠落点と補う事ができる。(錆びにくくなったり、摩擦に耐えられたり、滑りやすくなったり、装飾として使われる)
特徴はめっき自体の金属・合金の種類が数多く有り、めっき厚はナノμ ~ 数ミリまで密着できる。溶融めっきと違い低温度で加工するのでめっき対象に熱に影響が少ない。電極の配置に影響されやすく同じめっき対象でもめっきの乗りが薄い部分と熱い部分の差が出る。めっき対象に電気は通らないと加工出来ない。
無電解めっき:
めっきになる金属を含有した液にめっき対象を漬け、化学反応させ密着させる技術です。表面のめっき厚が均一になりむらがありません摩耗に強く錆にくくなります。。
化成処理:
金属に対するのが主で表面に化成処理液を効かし化学反応させ錆にくくし、塗料の乗りが良くなります。塗料の下地によく使用され錆びにくく接着性が高くなります。
アサヒビーテクノでは溶融めっき、電気めっき、無電解めっき、化成処理に対応させて頂けます。
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