コラム

抵抗スポット及びプロジェクション溶接継手のせん断試験に対する試験片とは

規格:JIS Z 3136

この規格は1989年に定められたISO/DISの試験片・試験手順・試験装置について3枚以上の溶接継手試験片について試験内容を新たに規定を定め
試験片寸法は従来通りの通常板幅試験片とISO/DIS規格の飽和板幅試験片と併用して使用し、個数は11個は基本ですが標準偏差が不必要な時には当事者の相談で減らしても良い事になりました。

適用範囲は金属のスポット溶接・プロジェクション溶接において厚みt=0.3~5.0mmで溶接経の有る通常板幅試験片の寸法、厚みは0.5~10mmで マックスで厚さt5mmの溶接経の有る飽和板幅試験片の形・寸法および各試験片における試験の方法が定められております。
※せん断力とはこの試験で出せた最大荷重
※通常板幅試験片とは スポット溶接・プロジェクション溶接における点と点の間に近い幅を持つ試験片の事です。
※飽和板幅試験片とは溶接経・試験編の厚さと重ね代が有る場合、板の幅を増やすにつれてせん断力は徐々に増えていき、やがて飽和します。 板厚5mmの溶接経が有る場合、飽和値におおよそ対応出来る板の幅がある試験片の事です。

・試験片 試験片の形・につきましてはJIS Z 3136 4.1試験片 図2参照
通常・飽和板幅試験片の寸法につきましてはJIS Z 3136 4.1 試験片 表1・表2 参照になります。

試験片に製作方法につきまして

抵抗スポット及びプロジェクション溶接継手のせん断試験片の製作については是非当社までご相談下さい。